皆さんは学生フォーミュラという競技をご存知でしょうか?
学生フォーミュラとは学生自らの手でフォーミュラカーを作って走らせる競技ですが、同時にサンデーレーサー向けの安価で高性能かつ安全なレーシングカーを製造するバックヤードビルダーという、仮想企業の経営を競う競技でもあります。
ただ速いだけで勝てる競技ではなく、整備性や設計の良否、安全性、環境適合性、マネジメント、コスト管理、生産性なども含め総合的に評価される競技なのです。
特にコスト管理の配点は極めて厳しいものであるため、どこの大学も「安くて旨い」車を造ろうと躍起になって頑張っているところです。
しかしながらどんなに安いといっても車一台造ろうってんだからやはり1000万円はかかってしまうわけです。学生だけでは心もとないので余裕のある企業様にスポンサーになっていただくしかありません。
そんなわけで去る8月25日、東京は青山のホンダの本社に行ってまいりました。
お題は「CBR600RRの無償提供のお願い」です。
パワーポイント使って
「我がチームのマシンにとってCBRのエンジンが如何に必要不可欠か」
を力説してまいりました。
本社の入り口
一階はショールームになっていました。
ハーフカウルのCB400SFがゼルビス臭くてイカス。
馬力不足が悩ましいので乗り換えたくて仕方ないです。
でも400じゃ3日で飽きそう。やはり大免を取らねばならぬようです。
NSXのGTマシン。
なんか後ろでモデルさん使ってS2000の撮影会やってました。
でも一番萌えるのはホンダの汎用エンジン。ミスト潤滑でどんな向きでも運転できて1万回転までブン回るエンジンってこれのことだっけ?
いいですよねぇ、一家に一台欲しいです。
床の間に飾ったらステキなインテリアになること請け合いじゃないですか。
発電機やら耕運機やら船舶用やら航空機用やら、
エンジンと名の付くものなら無節操に手を出してしまうホンダの姿勢が僕は大好きです。
そしてアシモ。
自分の大学での研究テーマは制御工学なんで無関心ではいられません。
世界中の研究機関や大学で美しい理論に乗せて二足歩行を実現しようと頑張っていたところに伏兵ホンダさんがLinuxでif文だらけの汚いコードと気合と根性でそれをやってのけてしまったので世界中の研究者の面子丸潰れになったという噂を聞いたことがあります。
全身ハーモニックドライブ(すごくカッコイイ減速装置。あまりのカッコよさに以前の学校で流行の兆しを見せた。すげく高価なんでアシモ一台でいったい何円になるのやらガクプルです)によるDD関節の動きからは目が離せません。
ハーモニックドライブの静粛性がおもったほどではないなぁ、と思いました。
モーションキャプチャ使って「演技指導」してあげたらもっと生々しい演技が出来るんでしょうけど、ロボットらしさを出すためにワザとカクカク動かしているようなフシも見受けられました。
ショーテープに合わせてプログラムどうり動くアシモの演技を見ていると
「ああ、これもキャラショーの一つなんだな」
と悟りました。
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