各駅停車始発から終電までの旅
というとちょっと誇張入りまますけど、佐賀駅には終電一本前の電車でこぎ着きました。
結局17時間くらい乗り続けた訳ですが、言われた程には大変じゃないですね。バイクで下道を走っても同じく17時間くらいはかかりますけど、それよりかは全然楽なものですよ。なにせ、呆けといても目的地に着くのですから。
確かに所詮各駅停車といますか、シートの出来は概ね糞ですけど、体動かせるスペースは十分にありますからB747に十時間乗るよりよっぽど楽かもしれない。
さて、旅の醍醐味といえばやはり「出会い」でしょう。いわゆる一期一会ってヤツでしょうか、この度も不思議な出会いがありました。その子の名前は幸雄君。イタリア人と日本人のハーフでありながら生まれも育ちもブラジル人という変わった生い立ちを持つ男でして、もし僕が女だったら間違いなく一目惚れするくらいには美形だと思うよ。イタリア人というとラテン系の剛毛マッチョな白人を彷彿とさせますけど、そんなことは全然なかったです。ちょうどいい具合に日本の血が混ざっているのかな?話を聞くと、遠距離恋愛中の彼女へ行く途中なんだってさ。若干17歳にして母国語であるポルトガル語はもちろんの事、まだ習い始めて2年目だという日本語だって巧に使いこなしますし、イタリア語だってそれなりにイケるらしい。英語で喋ったりもしましたけど、僕よりは英語巧いかもしれないです。
名古屋駅から山陽本線の相生駅まで約五時間にわたって色々なことを語り会いました。
それは例えばバイクにまつわる話や日本の警察の話、好きな音楽について、国のことや民族性、ブラジルと日本の自然について、あとその子の彼女の話や趣味のカポエラの話、そして互いの事など。会話は途切れなく続きました。
僕よりも邦楽を色々知ってたっぽいのがチョットだけショックです。日本人としてなんだか恥ずかしいぞw
本当は俺が「日本の音楽のなんたるか」について教えてあげるべき立場なのに・・・、あと、乗客が少なかったことをいいことに「明日があるさ」を二人で熱唱していたのはここだけの秘密だ。
とても17歳とは思えないくらいしっかりした子で、たぶん僕より精神年齢は高いんじゃないかな。
「中卒だとブラジルにはろくな仕事がないから日本に来ました」との事ですがトリリンガルな人材を企業がほっとくとはとても思えないのですが・・・。ぶっちゃけそこいらの大学生より頭いいと思うぞ。
やはり外人と長話するのって面白いですよね。以前もアメリカから帰る途中、B777の中でサンフランシスコ州立大学教授の方の隣の席になる、という幸運に恵まれて数時間に渡ってお話をしたことがあります。この時も本当に面白い話を聞くことができました。
その数年前にもアメリカの大学生と数時間エロ話で盛り上がったこともありましたっけ。英単語のボキャブラリーの少なさは横文字が跋扈するエロ単語のボキャブラリーでいくらでもカバーできますから。
外人と長話しようとするとき何を話のネタにするかは重要な問題です。最初は互いの国や国民性、文化とかを話題にしていれば十分なのですが、「次の一手」となるとそれは人それぞれになるでしょう。ここでは何か趣味を持っていると、それが大きな武器となりますが、僕の場合はそれが「車かバイクの話」になります。これをふっかければたいていの外人は応えてくれますよ。僕の経験上からして間違いなし!男なら誰しも一度は車かバイクに憧れを抱きますからね。
じゃあ、外人の女と喋るにはどう切り出したらいいんでしょうか?誰か教えてくださいw
幸雄君へ。
写真(potos)はもうすぐここにのせるから、もうすこしまっててね。
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