2005年10月12日水曜日

ツインリンク茂木にあそびにいてきましたよ

まずは三日間缶詰だったHonda Collection Hallで撮影した写真をちらほら

まずは4ストロークカムギヤトレインDOHC4バルブ2気筒50ccから13PS/20000rpmという,驚異のスペックをたたき出す,このマグネシウムに包まれたエンジンをご覧ください.

僕が中学生の頃に本で見て大いに感銘を受けたエンジンです.中学生の頃俺が熱狂的本田党だったのはコイツのせいに違いない.
当時の俺は
「本田宗一郎は本物の馬鹿だな」
と思いました.(最上級の誉め言葉
これが無かったら今の僕は無かったかもしれません.
とりあえず
「ピストンの数増やしとけ.トルクが無いなら回せばいいじゃない」
みたいな本田のノリがもう,好きで好きでw

そしてそれを搭載する車体もご覧あそばせ.何この細さ.
僕が大好きな棒手足少女の体肢の細さよりも衝撃的じゃないですか.ていうかなにそのフロントのカンチブレーキw チャリンコじゃあるまいしw
(注:カンチブレーキはモーメント的に有利なんでとても合理的.DH自転車をディスクブレーキにするのはリムが曲がっても走行できるから.バイクでカンチブレーキが使えないのはタイヤが太すぎるから)


そして写真左がNSR500に積まれていると思われる2ストエンジン.
子供の頃に読んだNSR500 ハイパー2スト・エンジンの探求(amazon)を 読んだ時の興奮が甦ってきました.2ストが全廃されてしまった今日でも技術革新さえあれば2ストはよみがえると信じてやまない俺としては本当にワクテカし ます.燃焼室形状の自由度やフリクションロスの少なさなど,直噴にしてしまえば2ストもかなり凄いんです.排気量を4ストに換算してもチャンバーの加給効 果などのおかげで断然トルクフル!!
排ガス汚くて4スト程高回転回らないんだけどね・・・,
でもエミッションの問題は温暖化のような地球規模の話ではなく,意外にローカルな問題になるんで僕は温暖化ほど悪い事じゃないと思う.そういうわけで,地域限定台数限定でいいのでぜひ2ストの復刻をば.


写真右は250ccの直6エンジンです.
エロいですね.<-カッコいい工業製品を見たときの僕らの合言葉


そして魅惑の自動車レーシングエンジンの数々.

やはりV12は美しい.直6もステキだがエンジンの王様はなんと言ってもV12である.
漆黒のガンコートにそびえ立つジュラ?削りだしのトランペットの美しさといったらミロのヴィーナスも土下座して謝るほどである.そして艶かしく集合するエキパイ,それはまさに2次元美少女を襲う触手のようなエロスを漂わせているわけだ.
コレに萌えれなけりゃ漢じゃないぜ.
V10なんてこの世から無くなってしまえばいいじゃない.


だがエンジンが乗り物のためだけにあるだなんて勘違いしてもらっちゃ困りますな.

汎用エンジンには汎用エンジンの様式美があるのです.
それはさながら都会のコンクリートジャングルの片隅で力強く咲くタンポポ,もしくは仏像,そうまさにあの感じ.
工業製品はシンプルイズ ザ・ベスト.トリッキーな仕掛けも無しに炎天下から氷点下まで驚異的な耐久性を持たせるノウハウでいっぱいです.
そして数年前出てきた超小型4ストOHCの汎用機なんて,そりゃぁもう勃起物の美しさ.ミスト潤滑とフロート室に頼らないキャブでどんな向きに傾けても動いちゃうんだなこれが.
特にコレといって目的は無いけど手元に置いておきたい逸品である.

写真右は4ストターボエンジンを搭載したジェットスキー.
ジェッ トスキーは普通2ストだから4スト積むとどうしてもモッサリしがち.ヤマハさんはそこでR1のエンジンを積んじゃったわけだが本田さんはそれをター ボで補おうってわけね.2ストのジェットスキーによる河川の汚染が微妙に問題になっているとどこかで小耳に挟んだのでこの流れは仕方ないというわけか.
でも4輪ではターボ嫌いそうな本田さんがジェットスキーだとターボに手を出すなんてなんか不思議.でも2輪だとターボあったなそういえば.

そしてレジェントとかに積んでいるV6を傾けて無理やり搭載した船外機.俺よりでかい.


昔のレーシングカー

左)動弁系の設計がカッコいい.
右)ラジエータ?


楕円ピストンエンジンあれこれ.

日本バイク界の至宝NR(wikipedia)とその雛形.NR見たのは6年ぶりかな?前回高速道路のサービスエリアで見たときは感動のあまり弟と二人でバイクの周りを小躍りしていたような,していなかったような.
右側のバイクのフロントフォークのインナーチューブが炭素繊維でした.
フォーク,フレーム,スイングアームと,ありとあらゆる構造材がこれ全てカーボンFRP.あ,ついでに今でこそずいぶん安くなったけど当時は馬鹿高かったであろうカーボンブレーキはRCC製だっけ.



そして昼飯時
おもむろにVIPルームに招待される俺ら.

VIPというとろくなイメージがない俺は表札を見て思わず噴出す.

合宿二日目はもてぎロードレース
合宿三日目はもてぎサイクルロードレースを見ながら優雅に微妙な幕の内弁当を食す.

ちなみに通常の手段で一室借りると数百万円する上に個人に貸すことは無いとのことだ.もう一生くることはあるまい.


ちなみに僕はエアロカー無視している世代のレーシングカーの形が好きです.
ダウンフォースなんていらねーよウワァァァンヽ(`Д´)ノ

これで本田自家製のジェットエンジンが見れたら俺感動のあまり体中から汁がほとばしったかも.
なんでなかったんだろう>ジェット
がっくし

あ,ちなみになんで茂木にいってきたかというとお勉強会のためです.
日本の,いや世界の自動車産業を最前線で引っ張ってきたスーパーおじいちゃん達のありがたいお話を拝聴してまいりました.すごかったです.とてもご年配 とは思えないバイタリティーに終始圧倒されっぱなしですよ.これが町工場をグローバル企業にまで押し上げた底力というものなのか.

0 件のコメント:

コメントを投稿