福知山線脱線事故

所詮素人にゃ複線ﾄﾞﾘﾌﾄは無理だったというわけだ．

授業もサボって朝っぱらからニュースに釘付けです．

[概要]

• 事故発生は9:18頃　尼崎駅西側約1.8km地点で脱線 場所
• 事故原因は不明。当初報道の「踏切事故」は間違い
• 宝塚9:03発同志社前行き快速 時刻表
• ７両編成、乗客は580人（平均１両あたり83人）
• --[宝塚]--[塚口]--★--[尼崎]--……--[同志社前]--
  (始発)(通過)　事故　(停車)　　　　　　(終点)
• 該当編成はJR西日本207系電車
  [クハ206-1033][サハ207-1019][クモハ207-1033]
  ＋ [クハ206-129][モハ206-17][モハ207-31][クハ207-17]⇒尼崎

以上，2chより引用

「軽量化を優先した車両設計により脱線の誘発および車両の大破が起こった」
みたいなことをコメンテーターがぬかしておりましたが，これがもし鋼鉄製車両だったら
「車体が重くてブレーキが甘かったのが大惨事の原因｣
なんて言いだすに１００万ペリカ．

｢行き過ぎた軽量化で横からの衝撃に弱い～云々｣
とかコメントがつけられていますが，そりゃあなた，
｢墜落如きで壊れているようじゃ飛行機の強度設計もまだまだだな｣
って素っ頓狂なこと言っているようなもんだと思うよ僕は．

テロ朝で桜井氏なるものがやらかしているらしいですが，それを見逃した僕は負け組みだと思います．
【参考リンク】加速優れた軽量車両

事故車両が鉄製車両に比べ強度の劣るステンレス製でなければ、
車両がマンションにめりこむようなことはなかったのではないか。
死傷者も鉄製車両なら半分で済んだと思う。鉄道各社は、車両を鉄から
薄いアルミなど軽量の素材にして、電力コストを安くしようと取り組んで十分に検討してこなかったのではないか。コスト重視の一方で、このような万一の事故の際の車両強度などを（以下略）

おっと，これは香ばしい！
注）錆びない鉄を直訳するとステンレススチール(Stainless Steel)，略してステンレス，つまり　スレンレス⊂鉄　なので

鉄製車両に比べ強度の劣るステンレス製でなければ、

はなんか変．というかむしろステンレスは錆びないだけではなく，強度的にも一般的な鉄板より全然強いと思うよ．種類にもよるけどさ．
例えば関係ないけどPHステンレスなんて２GPaの引張強度があるんだぜ？激萌えだよね!?
だいたいさぁ，鉄道車両に限らず，新素材というのは従来型より強度（もしくは剛性）を落とさずに軽量化が可能だから採用されるのであって，強度を落としてまで新素材にチャレンジすることはまず無いと思います．強度を落としていいのなら鉄製車両でもペラッペラにしたら十分軽量化は図れる訳で・・・，
そしてなにより重要なことはたとえ鉄でガチガチに車両を設計したとしても，あの手の事故じゃあそう簡単に死者数が減るわけが無いということだ．ああいった長細いがらんどうで衝突安全性を確保することがどれほど困難だと思っているのか．というかあの衝突(2,3両目の側面衝突)は設計要件の想定外でも問題ないというか，どうしようもないと思うぞ．

あとニュースみてると助かった乗客たちがマスコミの取材に対して
｢異常な速度でカーブに進入した｣
みたいなことを口をそろえて言っている訳だが，これはマスコミの誘導尋問なんじゃないかと邪推してみるテスト．だって，Max120km/hならともかく＋10～20km/hくらいじゃ素人にゃよくわからないんじゃないんですかね？

僕の素人意見では

オーバースピードでR300へ進入
↓
ビビッてフルブレーキ
↓
何もしなけりゃ130km/h程度までなら踏ん張れたのに
急制動をかけたものだからあえなく脱線

と考えるのだが皆さんいかがお考えですか？

置石があったという報道もありますがあれはJR西日本の戦略ではないのかとこれまた邪推しているところです．できれば置石のせいに・・・，駄目なら運転手個人の責任に転化！みたいな．いや，あくまで推測なのですが．

あと不謹慎な話ですが例のジンクスも発動した模様

紀宮さまのご結婚第一報の予定日：新潟中越地震　2004/10/23
紀宮さまの延期後の予定日：高松宮妃喜久子さま死去　2004/12/18
紀宮さま・黒田氏のご結婚会見：スマトラ地震　2004/12/26
紀宮さま・納采の儀：九州北部地震　2005/3/20

天皇家の長女紀宮さま（３５）と東京都職員黒田慶樹さん（３９）の結納に当たる
「納采の儀」が２５日午前行われた ... 2005年4月25日(月)12時47分

２５日午前　JR福知山線脱線事故

それにしても痛ましい事件です．被害者の方へご冥福お祈りいたします．